中古マンションを買おう!②
こちらの記事は2017年02月23日(木) に
アメーバブログで掲載したものです。
中古マンションも一戸建てを買う時も
気になるのは日当たりの問題。
風水で東南の向きが良しとされているのは、
真南だと夏の日差しが厳しく、
真西は西日が強烈で・・と。
それらを回避するための言わば生活の知恵のようなものですね。
今回、日当たりというキーワードを元に
どのようにマンションに影響が出てくるのかを考えたいと思います。
まずは、下の写真を見てください。
恐らくこの建物は南向きにベランダがあって、
日当たりを確保するためにマンションの敷地内に
駐車場が整備されているのでしょうね。
この駐車場がこちらのマンションのものであれば、
全然問題はないのですが、
もし、マンション管轄の敷地ではなくて、
別の所有者の敷地だとすると、いったいどういうことが
起きるのでしょうか?
実は駐車場という性質のものは、
簡単に背の高いマンションになり得るのです。
だから、
「目の前が駐車場で、その先の公園が見渡せるし、
日当たりもいいからここに決~めた!」
という理由だと、2・3年後には高層マンションが
建築されて、その眺めの良かった公園も
日当たりもなくなってしまうかもしれないのです。
皆さんが家を借りるとき、
不動産屋さんに行って色々な書類やら契約書やらで
長い時間説明を聞いて、やっと家が借りられるのは、
みなさんが家に住む権利を与えられるからなんです。
難しいことを言うと、
借地借家法という法律によって
住む権利が守られているからなんです。
でも、駐車場は人が住んでいるわけではないので、
借地借家法が適用されません。
例え、契約してある車が駐車してあっても、
「この日までに契約終了ですよ~、
この土地から出て行ってください~。」と
言われてしまいます。
もちろん、駐車場でなくても
古いアパートがあって住民が住んでいたとしても、
大家さんに正当な理由があれば、
住民は立ち退きを余儀なくされることもありますので、
目の前が背の低い2階建てのアパートだとしても、
安心することはできません。
では、将来的にずっと南側の日当たりを
確保できる物件とはどのような物件なのでしょうか?
それはまた日を改めて書かせていただきますね。